正常範囲内の血圧でも薬は毎日飲むの?
高血圧で降圧薬による薬物療法を食事療法や運動療法と併用して行っていると血圧は正常範囲内に落ち着いてきます。しかし、高血圧の合併症である脳卒中や心筋梗塞などの予防には毎日24時間を通じて血圧をつねに目標レベルに管理するおことが大切です。高血圧の人の場合、もし今日は血圧が正常でも明日も正常かは予測できません。また、朝のうちは正常でも昼間急に上がったりすることもありますし、高血圧の人は交感神経が緊張していますから、わずかなストレスなどで血圧が上昇することもあります。このような場合血圧が急に上昇しても急激に血圧を下げるのは体によくありません。
例え血圧が正常範囲内に保たれていても毎日決められた通りに降圧薬を服用する必要があります。降圧薬には血圧の上昇を抑える効果はありますが、高血圧を治すものではありません。目標の血圧レベルが正常に維持されているのは、生活習慣の改善などではなく、降圧薬で血圧の上昇が抑えられている可能性も考えられます。その場合降圧薬を服用を止めたり薬の量を減らすと血圧が再び高くなることがあります。さらに、心臓や腎臓などへの効果も考えて処方されていることもありますから、勝手に服用を止めたり減量したりすると心臓や腎臓が悪くなることもあります。ですから自分で勝手に判断せず必ず医師に相談するようにしてください。

