生活習慣の改善
高血圧の人は血圧を下げるために食事をはじめとする日常生活での生活習慣の改善を行うことが大切です。生活習慣を変えるのはかなり大変なことですが無理をしないで改善するようにしましょう。生活習慣の改善は、高血圧には一番大切なことですし、予防にもなります。
高血圧の治療では生活習慣の改善と薬物療法あります。薬物療法をしているから生活習慣を改善しなくても良いということはありません。高血圧の人は生活習慣の改善に正面から取り組む必要があります。また、生活習慣の改善は単に高血圧だけに有効なばかりでなく、全ての生活習慣病に対して有効なのです。
生活習慣の改善では食事と生活スタイルの改善が柱になります。日本高血圧学会では生活習慣の改善のポイントを上げていますが、それは塩分、脂肪分、お酒を控えること、禁煙すること、適正体重を維持して適度な運動を行うことです。生活習慣の改善の柱は食事療法ですが、その基本は食べ過ぎ、飲み過ぎを避けて、バランス良い食事を心がけることで、減塩、カロリー制限です。食べ過ぎは肥満や糖尿病の危険因子となりますから標準体重を維持するようにしましょう。しかし、過度なダイエットやバランスの悪い食生活は逆効果ですから注意してください。そして、最も重要なのは食塩の摂取量を控えることです。日本人の平均的な食塩摂取量は1日に11~12g程度ですが、これを高血圧治療ガイドラインの6gにしましょう。
また、高血圧は同一家族内で発生することが多いものですが、それは遺伝的な原因に加えて食事などの生活習慣が同じになり勝ちだからです。家族全部の食事が濃い味付けで、その結果家族全員が高血圧になり易い体質になってしまうことがあります。食事はしっかり噛んで、ゆっくりと食べて腹八分目を心がけましょう。それから適宜軽い運動などで肥満になることを防ぐことも大切です。

