メタボリックシンドロームと高血圧
最近メタボリックシンドロームと言う言葉がしばしば聞かれますが、これは高血圧や肥満などの生活習慣病が重なった発症した状態のことで心血管病の危険の度合いが非常に高くなっている状態です。生活習慣病が積み重なると、高血圧のリスクは3倍にもなるのです。
メタボリックシンドロームは日本語では代謝症候群で、インスリン抵抗性、内臓肥満、脂質異常症、高血圧などの危険要因が重なるとリスクがさらに高くなるのでこの名が付けられました。アメリカでは耐糖能異常(または2型糖尿病)、高中性脂肪血症、低HDL(善玉)コレステロール血症、内臓脂肪型肥満、高血圧のうちの3項目以上が該当する場合をメタボリックシンドロームとしています。もしこのような状態になると糖尿病を発症するリスクは9倍で心筋梗塞や脳卒中の発症リスクが3倍高くなると言う報告があります。日本では日本動脈硬化学会をはじめとする8学会によって日本の基準が設定されています。
メタボリックシンドロームで注意しなければならないのは、それぞれの症状が軽くても合併するとリスクが高くなるという点です。例えば高血圧気味、太り気味、少し血糖値が高いという場合でもこれらが積み重なるとリスクが高くなります。このように人体に極めてリスクが高いメタボリックシンドローム(代謝症候群)の要因の一つに高血圧が関係しているのです。

