診察室血圧と家庭血圧
血圧は病院で測る場合(診察室血圧)と、家庭で測る場合(家庭血圧)で、数値が異なります。場合によっては病院と家庭の数値が10~30mmHgもの差が出ることがあります。高血圧の人に限らず血圧が正常値の人でも、病院で測ると家庭よりも高い数値が出ることが通例です。これは血圧を測定する環境によるもので、家庭ではリラックスして測定できますが、病院ではどうしても緊張しますから血圧値が上がってしまうのです。
したがって病院で測定した血圧は診察室血圧または随時血圧と呼ばれ、家庭で測る家庭血圧と比較しますと、収縮期血圧(上)で20~30mmHg、拡張期血圧(下)で10mmHgも高くなる傾向があります。そこで日本高血圧学会では、家庭血圧で上が135mmHg以上、下が85mmHg以上を高血圧とし、上が125mmHg未満、下が80mmHg未満を正常血圧の基準として採用しています。また家庭血圧の方が診察室血圧より高い場合には仮面高血圧または逆白衣高血圧と呼ばれますが、この場合家庭血圧を測定することは特に重要になります。

