高血圧は遺伝する?
高血圧には遺伝的体質が強く関係します。高血圧になり易い体質や家系は確かに存在するのです。ある研究によりますと、両親の高血圧とその子どもが高血圧になる確率は、両親が高血圧でない場合の子どもの高血圧の率は5%ですが、両親の片方だけが高血圧の場合はこの率が30%、さらに両方ともが高血圧の場合はこの率が60%になります。したがって、両親や兄弟に高血圧の人がいる場合には別の子どもも高血圧になりやすいのです。
また、別の研究では両親が高血圧の場合に子どもが高血圧を発症する確率は46%、片方が高血圧の場合には28%で、両親とも高血圧でない場合に子供が高血圧になる確率は3%程度であるとされています。
このように血圧を左右する遺伝子は現在までにいくつか発見されていますが、アンジオテンシンとよばれる血圧を上昇させる物質に関する遺伝子の解明が進んでいますから、近い将来には遺伝子解析の結果によって最も適した降圧薬を選べる時代になると考えられています。

