いびきをかく人は高血圧になりやすい?
いびきの原因は睡眠中に上気道の緊張が緩み、その部分が狭くなるためですが、さらに緩むと上部の気道は完全に塞がり一時的に呼吸が止まります。いびきをかいているとよく寝ていると思いがちですが、実はその逆なのです。これが何回も起こるのが睡眠時無呼吸症候群(SAS)です。SASでは睡眠時に低酸素血症になる傾向があり、そのため心臓は血管を収縮させたり、交感神経系を活発化させたりして、その状態を緩和しようとします。そしてこの状態が結果的に高血圧に結びつくのです。睡眠時の無呼吸を誘発しやすい要因には年齢や喫煙、アルコール、肥満などがあります。
健康な人の場合、寝息といった程度の音しかしませんが、酒を飲み過ぎた時や疲れているとき、あるいは風邪をひいた時などにもいびきをよくかきます。しかし、こうした一時的ないびきは異常なものではありません。ただし、慢性的にいびきをかくような場合には、注意が必要です。慢性的にいびきをかく人は睡眠時の血液中の酸素量が低下していますが、この呼吸障害が高血圧になる要因であるとともに、日常生活に支障をきたして生活習慣病の原因やリスクになるのです。

